32Pおよび33Pオルトリン酸標識

細胞ベースの放射性リン酸化アッセイは、細胞に³²Pまたは³³Pを供給するために、リン酸を含まない培地を使用します。通常、放射性標識されたリン酸（P）は、ATPではなく、オルトリン酸（Pi）の形で供給されます（細胞にATPを供給するのは難しいため）。

標的とする基質のリン酸化の同定は、通常免疫沈降と、SDS-PAGE、オートラジオグラフィーまたはリン光イメージングによって行われます。他の基質抽出および検出方法でも可能です。

・³²Piまたは³³Pi（オルトリン酸）

・細胞

・リン酸フリー培地

・免疫沈降カラムと試薬

・ゲル電気泳動試薬および機器

・オートラジオグラフィー用フィルム（リン光イメージャーを使用しない場合）

・必要に応じて、フィルム現像剤、またはリン光イメージャー等

放射性標識されたオルトリン酸およびリン酸塩

Product	Isotope	Diluent	Specific activity (/mmol)	Rad. conc.	Cat. number
Orthophosphoric acid (orthophosphate), carrier-free	³²P	Water	314-337 TBq	Depends on size ordered – packaged in 1 mL water, no matter size	NEX053
				370 MBq/mL	NEX053H
				5.55 GBq/mL	NEX053S
	³²P	Water	33.3-40.7 GBq	Varies depending on amount of radioactivity ordered – packaged in 1 mL water, no matter size	NEX011
Disodium phosphate	³²P	Water	314-337 TBq	Varies depending on amount of radioactivity ordered – packaged in 1 mL water, no matter size	NEX060
Monopotassium phosphate

上記の製品を選択するにあたって：
ほとんどのプロトコルは、リン酸塩ではなくオルトリン酸を使用します。プロトコルでキャリアフリーの³²Pが必要な場合は、例えばパーキンエルマー社製品のNEX053 / NEX053H / NEX053Sを使用してください。